バンドが解散し、音楽を辞め10年たち、音楽活動を再開することを決意した。
その際「再出発」なのだからと制限を設けました。
今日はこのリミットを決めた時に考えていたことをお話します。
軽い気持ちでやってもいいのに昔の名残か、しっかり考えないと踏ん切りがつかなかったところもあります。
一番やりたかったのは曲作り。
音楽をやろうと思った時に、何をやりたいか。
子供の時は「ライヴ」でした。「武道館で腕ブンブン振り回してギター弾きてぇ!!!」
活動再開した時にやりたいと思ったことは「曲作り」でした。
昔から曲作りは好きでしたし、ギターでしたけど他の楽器も頭の中になる。
その音を形にするのが好きだったんです。
時代はDTMっていう便利な道具もあって、私の欲望をまるっと受け入れてくれる。
バンド時代はバンドの方向性とか、メンバーのアイデアを入れる余白とかって意味で、自分の中の音全部が鳴ることはなかった。
辞めた時の理由として、それも理由の一つだった。
だから、もう好きなように。ぶっちゃけ誰かに聴かせようとかは考えてなかった。
とにかく曲を作りたかった。
ライヴもバンドももう出来ない。
「ロック=バンド=ライヴ」なんてずっと考えていた人だし、バンドを辞めた時も、もうケリをつけるって意味で「もう私は2度とバンドもライヴも出来ない。それでもいい。」と思って辞めました。
だから、音楽を始めたところで昔のようには戻れないなぁと。
ソロでもやれるわけですが、頭の中にイメージ沸かない。
バンドも自分がいた世界から離れたので、知り合いもほぼいません。(辞めた子が多いし)
やりたいけど出来ない。
そんな考え。でも当時はその気持ちを放置しました。
ネットで活動しようなんて考えもなかった。
当時はもうネットで音楽活動してる方がたくさんいました。ボカロも人気だったし。
でも音楽のジャンルだけ見て「自分には合わないなぁ」と。
クリエイターとかがやる方がいいのかな?と。
歌物、ロックの人がネット上でやっても、ライヴもしないから告知も大してないし、
やるからには、自分でホームページをドメイン取って作ろうとは思ってたんですけど、
WordPressで作るブログや、コラボ、視聴サイトとか全く知らなかった。
無、無、無・・・
バンドを辞めたことに後悔はありません。後悔ってもんに乗っかられてもシンドイのは知ってたし。後悔しないぐらい、自分の中で終わってしまっていたんです。それ以降「曲を作ろう」なんて意識がないから頭の中でも鳴りやしない。
それがある出来事でパーンッと歌が頭の中で鳴った時に、「こんな時になんで鳴るんやボケ!」って自分に呆れたんだけど、もう曲が止まらないな、展開してくなって思った頃には、「アァ、湧いてきよる」自分の脳みそが腐らず変わらず生きてた実感があって。
父が死んで1年後の出来事
もう誰に何言われてもいい(言われないけど)もう、死は無でしかない。
何もない、残らない、消える、意味がない。無、無、無・・・
本当に帰る場所無くなったら自分の居場所無い気がして
とにかく「無」に陥ってたので、それぐらい自分のこと許してやろうとw
奥義「自分に甘い」が役に立ったぜ。
これが今の私を作ったとさ。
だから、本当はもう元バンドマンも何も居ないんだよ。
アディオス!