私もブログでDTMについて書くようになり、
いろんな方に紹介していただけるまでになりました(感謝)
でも私って「DTMer」の部類には入らないと思うんです。
(宅録女子とかDAW女もオーバーエイジ枠)
元バンドマンでDTMを使っている方も多いんですが、
サウンドクリエイターのイメージが強い気がします。
そういう方はブログもやられていて、DTMを始めたい人はそこから情報を得ると思うんですが、
「クリエイターになりたいんじゃないんだけど、DTM使ってネットで音楽活動出来ればなぁ・・・」
とお考えの元バンドマン、音楽活動再始動したいアラフォー以降に向けて書きます。
私の音楽活動再始動時
私は元バンドマンで辞めてから10年のブランクがあります。
元々バンド時代からDTMはやっており、仮デモを作るぐらいでミックスもたいしてやったことはありません。
活動を再開しようと思った時、DTMは恐ろしく進化していたし、Soundcloudなど「ネットで自分の曲を公開できる」場所が出来ていた。
今更バンドやろうにも周りに人は居ないし、一人でしか出来ない。それでも出来るかもしれない。
当時は別に大きな野望もありません「ただ自分の曲を世に放つ(しかも世界中に)」これが出来ればいいなと思ってました。
意外にひとりではないのだよ
そこからSNSや音楽サイトで発信していくのですが、
ネット上で活動を始めると同じような活動をしている方を次々に発見します。
仕事に追われるも歌うパパさん。家事や育児、仕事の合間にでも音を作りあげるママさん。
バンドを引退したけど、ギターを鳴らし続けるギタリストなど、
いろんな形で、いろんなペースでみんな音楽を演っています。
そういう方達に刺激を受けたり、仲良くなったり・・・
その先にはコラボを演ってみたりなんてこともありました。
別にひとりでも寂しくはないけど、思わぬステップがある。
思わぬ所に飛び込める。情報も得ることができるし自分のレベルは確実に上がる。
そんな活動の形が1曲になりました。
このような活動を続けて3年。この活動をしてなければ出来なかった曲が完成しました。
元々はi Phoneで録ったアコギと歌のデモ曲にJUNさん(@birds_innocent)がギターを載せてくれたのが始まりです。
前からツイッターでやり取りはしてましたし系統的にも年齢も近い。
でも何処に住んでるかはわからないし、会ったこともない(笑)
メールでギターと、歌のデータを送ってもらって私がミックスしました。
ちなみにラストのコーラスはJUNさんのアイデア。曲もさらに変化した。
やり取りしてデータを並べて編集してる時にものすごく
「バンドやってた時の感覚」が蘇りました。
人と作るって楽しいね!(笑)「作る」ことは出来てもあの「作りあげる」感覚は違う。でも別にバンドじゃなくてもできることを知った。
ここでDTMのお話なんですけど、打ち込みで使ったのはドラム音源だけです。
ミックスもパンの位置決めて、フェーダーでグリグリ・・・というようなカセットMTR時代のいじり方。
エフェクトもそんないじってない。曲が曲だし、適当にはやってませんが、深く考えるのやめて作りました。
とにかく楽しむことはできるんだと叫びたい
もし、元バンドマン、引退して数年たってモヤモヤしてるバンやろ世代、
バンドブーム時代の方「もう一度ロックしたい・・・けど」
けど!
とか言っちゃうなら、もうやっちまえ。
1回辞めてるんだから、形態も見てくれもジャンルもなんだっていいんだし、
アーティストネームと顔バレしないアイコンでやればいい。
そこでこだわり、プライドが出るなら、
あなたは「元」ではなく「バンドマン」に戻るか完全引退したほうがいい。
ここから初めていくうちにバンドができるようになるかもしれないし、
お金がないなら「無料」で出来ることもある。時間がないなら「1小節」だけでもいい。
それぞれに、それぞれの形、それぞれのレベルでやれることはある。
後悔と惰性の10年より、今の私はスローペースだとしても、
この3年は大きい。生きている、生き返った。
そして、出来る範囲でものっそ大好きな音楽をやって3年もこの世界を飛ぶことは出来た。
「Like a BANDMAN」なんて今しか作れない歌だ。