AIで画像を生成できるツールは沢山ありますが、無料なのか、有料なのか。
またパソコンが苦手でも使えるのか。
など、触ったことがない方は迷ってしまうこともあるでしょう。
今回は実際に私が使用し、画像を生成した感想や、いろんなツールを使った結果からツールの選び方のポイントをまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。
画像生成AIツールは日々進化していますので、この記事は随時更新していきます。
こんな方におすすめ
- AIで画像を生成したことがない人
- 無料で使ってみたい人
- 本格的な画像生成AIを始めたい人
AI画像ツールの選び方
画像生成AIツールにはたくさんの種類がありますが、選び方についてポイントをまとめます。
目的
まず画像生成の目的を考えます。ここには初心者、中級者というレベルも含めるとツールが選びやすいです。
- 趣味/勉強/ビジネス/クリエイティブ活動
- 商用利用したい
- はじめてなので簡単に使えるのを選びたい
など
初心者、趣味や商用利用を考えていない方は、無料版でも十分に楽しめます。
プロンプト入力など仕組みを学ぶ上では有料版と変わりはないのでここから始めましょう。
ビジネスや商用利用も考えている場合は「有料版」「PCにインストールして使う」などを選択することになります。
コスト
無料・有料の金銭的コストはもちろんですが、
ツールのリサーチ・導入・使い方・生成回数などの時間コストもかかります。
プロンプトや使い方など最初は「学ぶ」時間も必要です。
利用規約などの情報
どのツールもまずは利用規約を必ずチェックしましょう。
最初は無料版でも有料版になったり、トラブルがあると規約が変わったり、アップデートがあったりと目まぐるしく成長しているので、最新の情報もチェックしておきたいところです。
またツールを利用するためのアカウント登録も必要です。比較的Googleアカウントを連携して使えるものが多いです。
無料で使える画像生成AIツール
無料で使える画像生成AIを紹介します。
私が実際に使ってみたものは、使い方やレビューも書いてますので参考にしてみてください。
Bing Image Creator
Microsoftの画像生成AI 「Bing Image Creator」は無料で利用できます。
インストールの手間もなくブラウザ上で簡単に作成。プロンプトも日本語での入力も可能となっています。
無料版では一番のおすすめです。
ポイント
- ChatGPTと同じ「DALL・E 3」が使える
- 簡単にハイクオリティ画像が生成できる
- 日本語対応で使いやすい
- 商用利用不可
- 生成枚数には限りがある(ブーストを使用)
DALL・E 3とは、GPTシリーズをはじめとする一連の革命的なAIモデルを開発してきたOpenAIによって生み出された最新の画像生成技術です。
使い方や「ブースト」という独自機能についてはこちらの記事をご覧ください
その他
上記以外で無料で使える生成AI
有料で使える画像生成AIツール
有料にはなりますが、商用利用できたり、クオリティUPや、より自分のイメージに近い画像を生成することができます。
無料で使えるものの、生成画像数に制限があるもの(有料プランあり)もこちらで紹介します。
Stable-diffusion
Stable Diffusionは他の画像生成AIツールと違い、使う機能が多く、より高度な設定や指示ができます。
テキストだけでなく、画像から画像も生成できます。
モデルというベースを使いさらに学習させることもできるのも大きな特徴です。
Stable Diffusion自体は無料で、商用利用可能
一部(モデルなど)商用利用不可ですので、確認が必要です。
Stable Diffusionの導入から、使用の流れを初心者向けにステップ解説しています。
関連記事
-
【初心者向け】Stable Diffusion使い方をマスターするためのステップ
Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)は、AI技術を活用して画像を生成するツールの一つ。 Stable Diffusionは他の画像生成AIツールと違い、使う機 ...
続きを見る
ChatGPT(有料)
ChatGPTでは有料プランの「ChatGPT Plus」のみ、「DALL-E 3」が利用可能で、商用利用もできます。
実際に使用して画像生成をしてみました
関連記事
-
【AI初心者】ChatGPT で直接画像生成「DALL・E 3」
最近AI技術の進化により、私たちの日常生活やビジネスにおいても多くの情報が出ていますが、 特にOpenAIが提供するChatGPTは、その最前線に立つプロダクトの一つとして注目を集めてい ...
続きを見る
Adobe FireFly(無料・有料あり)
Adobe Fireflyは、Adobeが開発した生成AIです。
FireflyはAdobe Creative Cloud(CC)とも連携しており、商用利用も可能です。
他のAIツールと違い、
- テキストから画像生成
- 生成塗りつぶし
- テキスト効果
- 生成再配色
- スケッチから画像制作
- 3Dから画像生成
など
他にも開発中の機能があります。
注意点としては、無料登録でも使えますが、月間の生成できるクレジット数が少なく、あまり使えません。
詳しいプランの内容などはこちらの記事をお読みください。
関連記事
-
Adobeの生成AI 「Firefly」概要・実際に使ってみた
今日はAdobeが新たに一般提供を開始した生成AI、Firefly(ファイアフライ)について深掘りしていきます。 この革新的な技術は、画像生成からテキスト効果、さらには色の ...
続きを見る
Midjourney
「Midjourney」とは「Discord」で利用できる画像生成AI
以前は無料トライアルがありましたが、現在はサブスクリプション制となっています。
商用利用可能です。
-
https://www.midjourney.com/home?callbackUrl=%2Fexplore
www.midjourney.com
niji・journey
niji・journey(にじジャーニー)とは、Midjourneyをイラスト特化した画像生成AIです。
Discord上でも利用できますが有料のみ。
無料で使うためには専用アプリが必要です。
アプリダウンロード時に20回分の無料クレジットが付与されます。
-
https://nijijourney.com/ja/
nijijourney.com
まとめ
まずは無料のものから試してみるのもいいでしょう。
そして1回ではなく数回は生成、またテキスト文を修正すると、より自分のイメージに近づけます。
そこで無料の回数が限られたツールでは、生成しづらいというデメリットがでてきてしまいます。
基本的な使い方としてはテキスト(プロンプト)を入力して指示を出すということ。
このプロンプトの中身次第で、生成される画像の質が変わります。
プロンプトの作成はChatGPTなどでもできますし、特徴を入力または選択するだけで、画像生成プロンプト作成が簡単にできる、オーダーメードAIというツールもあります。
-
文章作成効率UP「オーダーメードAI」使い方やプランについて
ChatGPTなどのAIツールを使う際、その指示となる文章(プロンプト)を入力する必要がありますが、 この文章の出来次第で回答内容が大きく変わってしまい、ゴールとなる答えに ...
続きを見る
Stable Diffusion向けのプロンプトになりますが、髪型や背景など他のツールのプロンプトにも使える英単語を知りたい方はこちらをチェックしてみてください。
-
【Stable Diffusion】まず最初に覚えたいプロンプトのルール
ChatGPTの「DALL・E 3」やAdobeの「FireFly」ですと、日本語での入力も対応しているので、それらの画像生成AIと比べると、難しいと感じてしまいそうなStable Di ...
続きを見る
画像生成AI関連本
画像生成AIの活用方法