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今回から主にDTM手に入れるまでの「10代の頃からの曲作りについて」
ログを残していこうと思います。
最近では「宅録女子」「DAW女」なんて言葉がありますけど、
私も女子な頃の・・・DAWなんてない時代の昔話ですね。
YAMAHAの電子キーボードは宝物
私がドラムの打ち込みに初めて使ったのが、YAMAHAのポータトーンです。
電気屋でも売ってるヤツで、ピアノやってた私はピアノ以外の音が出る鍵盤に興味沸きまくりだった。
今のやつスゴイな!DTMも安いシンセもあるのに、高いやつは結構なお値段ですぞ。
小6の頃、誕生日もういらないんで、最後にこれ買ってくださいって頼みました。
父からの最後の誕生日プレゼントです。
当初は、まだ「バンドやりたい」とか「曲作りたい」というのは全く考えてなかったが、
いろんな音が出せるのが楽しくて、楽しくて。
オーケストラヒットが好きだったな(時代)
ポータトーンでアレンジを学ぶ
いざロックの世界に足を踏み込み、曲作りを意識しだした時に、このポータトーンが私に力を貸してくれました。
- ドラムパターンには「スタート」「エンド」「パターン」などフィルをつけることも出来る。
- ベースは音色を選んでルート音を鍵盤で押せば(弾くというより押す感覚)ドラムパターンに合わせてベースラインもパターン化されて流れる。
- ドラムのパターンは好みで保存できるので、1曲分作れる。
ドラムもベースもアレンジを出来るレベルではなかったが、リズムのトラックは作れた。
シンセの音はストリングスもホーンも入っているのでなんだってできる!
この子で作ったパターンをダブルデッキのラジカセにライン入力でブチ込み、デモを作っていました。
ポータトーンが無ければ、アレンジまで手を出すのは遅かったと思う。ポータトーンのおかげで、曲作りは自然とアレンジまで進めるようになったので、
中学の時は「作曲」と「編曲」の違いが分からなかった。
ポータトーンが無ければ曲作りも出来ていなかった、
ここまでの興味も無かったかもしれない。
ドラム、ベース、ギター、ピアノ・・・などいろんな楽器を使って1つの曲にする。
ピアノだけしか鳴らない音楽しか演奏できなかったから、いろんな楽器に興味を持ったり、聴いたり、中学の私は良い方法で世界に入り込めたと思う。
音楽活動引退時に生涯を閉じた。
実はこのポータトーンは25歳、音楽辞めるまで使い倒した!
バンドでギターだったのもあるけど、ポータトーンでバンドに聞かせるデモは充分だったし。
MIDIキーボードとしても使えた。
そんなポータトーンが、ついに壊れてしまった・・・
それが丁度「音楽を続けようか悩んでいた時」
すごい悲しかったし、この子が壊れたことで、なんか諦めがついたような気がした。
父上からのラストプレゼント。
とてつもない宝物。
物は無くなっても、思い出は残ってる。
曲が出来た時のスプラッシュなテンションも。
だから、こうして今でも「曲を作りたい」って思える。
とっても楽しい遊びだったから。
アディオス!