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ふと、現代で「はじめてバンドをやるとして、何をすればいいんだろ?」と考えた時、10代の自分はネットも無い時代どうやって覚えたのだろうと思い出したら、1冊の雑誌が出てきた。
ググっても「バンドやろうぜ 本 宝島社」とまで入れないとたどり着けないぐらい下層にいるぞ!Wikipediaにもないぞ!あれ?西の方でしか売ってなかったの?「バンやろ」のこと書いちゃいけないの?
昭和の雑誌じゃないぞ!へ・・・平成に読んでたからねっ!
ってぐらい、無い。
ってことで、音楽活動をここから振り返ってみる。
むかしむかし、「バンドやろうぜ」という雑誌があってじゃな・・・
「バンドやろうぜ」略して「バンやろ」
という雑誌は宝島社から発行されていた月刊誌です。
現在ある「GIGS」と内容的には似ていますが、「バンやろ」の方がインディー、ライブハウス、というような地下の湿気多い、なんか匂う感じ。90年代のヴィジュアル系ブームもあって、
「ヴィジュアルバンドやろうぜ」って言った方が合ってると思う。
今はとっくに廃刊しているので、中古で探すしかありませんね。
ブックオフは、この間本売りに行ったら、「3か月前の雑誌は値段つかない」って言われたから・・・たまにあった昔の「バンやろ」もそりゃ店から姿消すわ!(漁ってたんですね)
中野ブロードウェイには「バンやろ」以外にも「GIGS」「ロッキンf」とか、アラフォー大爆笑、テンションアガるバックナンバーが眠っているよ。(懐かしくて買ってしまうよね)
「メン募」はおもしろくてとりあえず見る。
「バンやろ」には何が載っていたかというと
- アーティストのライヴレポ、機材特集
- 楽器講座
- メンバー募集
- 今月のスコア
など、GIGSと同じ内容といえばそうなんですが、違うんです。濃さが違うんです。
メンバー募集の量、内容が他と違った。
GIGSやPlayerなどは、雑誌の後半に載っていますが、バンやろはセンターに居ます。都道府県別に募集が公開されているのですが、「東京」なんかは2ページは軽く使うぐらい載っていました。
一方、地方なんてね、全然募集しないんですよ。私は当時、三重県に住んでましたがね、だいたい
3件
ここでバンド活動なんて出来る訳ないだろwww
自ら募集かければ良かったじゃねーかって?
メンバー集まる気がしない( ˘ω˘)
しかも、中高生なんてまだ、コピーをやるのが限界だったりするじゃないですか、もちろんコピーバンドも募集してるんですけど、
「当方G、完全プロ志向。気合の入ったヤツだけ求ム」
なんて書かれてるヴィジュアル・ショック時代なんですよ。ただバンドやるだけじゃダメです。「気合」が必要なんですよ?気合は入ってるんだけど、自分のパート以外、全募集とかね。(つまりぼっち)
ネットも無い時代だから、住所と本名載せて、お手紙でやりとりしてたんだよね。
「気合」を文面で伝え合う時代だぜ。
それでも、この雑誌が無ければ・・・
「バンやろ」が無かったら、バンドブームも上層部で鳴ってるだけで終わっただろうな。
テクニックや、機材だけでなく、スタジオや衣装など隅から隅まで、バンドやるために必要な事全部載っていた。バンドが組めない田舎のガキだって、これを読むってことぐらいは出来たさ。
ちなみに、現代の「バンドやろうぜ」は、ゲームで出来るんだぜ!
バンドやろうぜ!
これならメンバーも集まる!イケメン揃えられるぜ!
さぁみんな、
バンドやろうぜ!