Stable Diffusionでは、モデルそれぞれにライセンスがあります。
なのでモデルを使用する前に必ず確認しましょう。
画像生成AIをビジネスに活用したいと考える場合、この点には注意が必要です。
今回はStable Diffusionの
- ライセンスでまず知っておきたいこと
- ライセンスの種類
- ライセンス確認方法
をまとめました。
こんな方におすすめ
- Stable Diffusionに興味がある
- Stable Diffusionのモデルをどれにしていいかわからない
- Stable Diffusionで生成した画像をビジネスで使いたい
Stable Diffusionのライセンスでまず知っておきたいこと
Stable Diffusionモデルのライセンスや著作権はかなり複雑です。（情報に英語も多い）
細かにライセンスについて覚えるのも大変ですので、以下のポイントを知っておいてください。
- モデルによってライセンス情報は必ず確認
- ライセンスの種類は把握しておく（後に記述）
- ライセンスは変更されることもある
- モデルのダウンロードサイト以外でもモデルに関する情報はチェックしておく
- 新しいモデルを作る際は特に慎重に
モデルの数も沢山ありますし、ライセンス問題まで考えると初心者は手が出しづらいと感じてしまうかもしれませんが、まずは生成に慣れることも考えて人気のモデル、情報が多いモデルから使うと安心だと思います。
ライセンスの種類
ライセンスには現段階で、以下のようなものがあります。
CreativeML Open RAIL-M
商用利用可とされていますが、個別に制限がついたものもあります。
CreativeML Open RAIL-Mのライセンス情報はこちら
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License - a Hugging Face Space by CompVis
Discover amazing ML apps made by the community
huggingface.co
日本語ではこちらにまとめられています。
こちらの和訳は一通り目を通した方がいいでしょう。
CreativeML Open RAIL-M ライセンス 全文和訳（非公式）
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CreativeML Open RAIL-M ライセンス 全文和訳（非公式）
zenn.dev
CreativeML Open RAIL-M ライセンスざっくり意訳
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CreativeML Open RAIL-M ライセンスざっくり意訳 #StableDiffusion - Qiita
画像生成界隈でStable Diffusionが話題ですねご多分に漏れず自分もなにかしようかなと思ったのですが、それにつけても気になるのはライセンス。巷の噂ではCreativeML Open RA…
qiita.com
CreativeML Open RAIL++-M
CreativeML Open RAIL++-Mのライセンス情報はこちら
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LICENSE.md · stabilityai/stable-diffusion-xl-base-1.0 at main
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open s ...
CreativeML Open RAIL-Mと同じと考えていいようです
CreativeML Open RAIL-M dreamlike
CreativeML Open RAIL-M dreamlikeのライセンス情報はこちら
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LICENSE.md · dreamlike-art/dreamlike-diffusion-1.0 at main
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open s ...
商用利用不可とされています。
モデルのライセンス確認方法
ライセンスは主に使用したいモデルがあるときにチェックしましょう
（ダウンロードする際に）
Stable Diffusionモデルは以下のサイトでダウンロードできます
サイトによって見方が違うのでそれぞれ説明します。
civitai
civitaiのサイトはこちら
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Civitai: The Home of Open-Source Generative AI
Explore thousands of high-quality Stable Diffusion & Flux models, share your AI-generated art, and e ...
civitai.com
まずモデルを選択し、ページを開きます。
すると画面右下にライセンスに関する表示があります。
このモデルのライセンスは先程説明した[CreativeML Open RAIL++-M]であることがわかります。
右側のアイコンはライセンスについて表すものですが、クリックすると詳細が表示されます。
このようにモデルのライセンスが項目で表示されます。内容は以下のとおり
| This model permits users to | このモデルの利用でユーザーができること |
| Use the model without crediting the creator | モデルを使用時のクリエイターのクレジット |
| Sell images they generate | 生成した画像を販売 |
| Run on services that generate images for money | お金を払って画像を生成するサービスを運営 |
| Share merges using this model | モデルを使ったマージ画像を共有 |
| Sell this model or merges using this model | モデルまたはモデルを使ったマージファイルの販売 |
| Have different permissions when sharing merges | マージ画像を共有する際に異なる権限を持つ |
マージとは異なるモデルを組み合わせること。新しいモデルを作ることです。
このライセンスで「×」が付いている場合は以下の事が禁止されます
Use the model without crediting the creator
- 画像を生成したときにモデルと製作者のクレジット表記が必要
Sell images they generate
- 生成した画像を販売できない
Sell images they generate
- このモデルを使用する有料の画像生成サービスはできない
Share merges using this model
- このモデルを使ったマージモデルは共有できない
Sell this model or merges using this model
- このモデルを使ったマージモデルは販売できない
Have different permissions when sharing merges
- マージモデルにもこのモデルと同じ権限が与えられる
Hugging Face
Hugging Faceのサイトはこちら
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Hugging Face – The AI community building the future.
We’re on a journey to advance and democratize artificial intelligence through open source and open s ...
モデルのページを開くと画面上部にライセンスのタグがあります。
クリックすると詳細が文章で表示されます。
「civitai」とは違い、項目でわかりやすく表示はされません。
「CreativeML Open RAIL-M」以外では「Other」という表示になっているものもあり、別でライセンスの記述はないか、コミュニティやネットなどでライセンス情報はないかチェックする必要があります。
まとめ
今回は初心者にもわかりやすくするため、画像生成に重きを置いて以上のようにまとめました。
ライセンスについて知ることは非常に重要ですが、調べているとかなりの時間を要しました。
SNSで見ていると[CreativeML Open RAIL-M dreamlike]はかなり複雑そうでした。
サイトでもライセンスに関しては「civitai」の方が分かりやすかったです。
また変更があったり、動きがあればこの記事は更新していきます。
