Stable Diffusion web UI(AUTOMATIC1111版)インストール_アイキャッチ

※ 当サイトは、プロモーションが含まれます

広告 Stable Diffusion

【初心者OK】Stable Diffusion web UI(AUTOMATIC1111版)インストール手順

 

持ってるPCにStable Diffusionをインストールして使いたい

 

Stable Diffusionを自身のPCで使うための準備について。

 

ただ「Stable Diffusion」というソフトをインストールするだけというような、一般的ソフトとは違います。

この記事ではStable Diffusionをローカル環境で使うために必要なデータのダウンロードからインストールまでを解説しています。

 

インストールをする前に、お持ちのPCが「Stable Diffusion」の推奨スペックに対応しているかの確認は、こちらの記事をお読みください。

 

Stable DiffusionPCスペックアイキャッチ
初心者のための【Stable Diffusion】PCのスペック

    Stable Diffusionを始めようとして、調べてみると「スペック」という言葉がよく出てきます。 これはローカル環境(自分のパソコンにインストールして)で使用するため ...

続きを見る

 

 

ローカル版「WebUI Automatic1111」の導入

 

ローカル環境でStable Diffusionを使えるようにするには、以下の4つの手順を行うと画像が生成できるようになります。

 

  1. Pythonのインストール
  2. gitのインストール
  3. WebUI Automatic1111のインストール
  4. model(モデル)ファイルのダウンロード

 

主婦の私でも問題なく簡単に導入できました。ローカル版の導入について次の項目から解説しますね!

 

1.Pythonのインストール

 

Stable DiffusionはPython(パイソン)というプログラミング言語で作られているため、

実行するためにPythonをインストールする必要があります。

 

Pythonはオープンソースで運営されていますので、無料でダウンロードが可能です。

 

Pythonにはいくつかのバージョンがありますが「最新版ならいい」というわけではなく、

推奨されるバージョンの確認が必要です。

 

2023年10月現在、WebUI(Automatic1111)の推奨バージョンは3.10.6ですが、

インストールする時点で、こちらから推奨バージョンを確認してください。

(Windowsの項目に記載されています)

 

 

Pythonのサイトを開きます。

https://www.python.org/

 

python_DL

 

メニュー[Downloads]→[Windows]をクリックします。

インストールファイルの種類がいくつかあります

 

python_バージョン選択

 

Windows Installer(64-bit)をダウンロード

 

ダウンロードしたファイルを実行します。

 

Python 3.10.6 (64-bit) Setup

 

最初の画面一番下の「Add Python 3.10 to PATH」に必ずチェックを入れることを忘れずに!

(後で設定の直しが必要になります)

 

「Install Now」をクリックしてインストール開始。

完了したらクローズをクリックして閉じます。

 

2.gitのインストール

 

gitとは、プログラミング等で使うバージョン管理システムのことです。

本来Gitは開発者のためのツール。

 

ユーザーがGitをインストールする理由は、

最新のStable Diffusion WebUIを使い続けるため、今後アップデ―トが入ったとき、

最新版への更新をかけるときに使います。

 

Gitは無料でダウンロード可能です。

https://git-scm.com/download/win

 

Git - Downloading

 

Standalone Installerにある「64-bit」のインストーラーをダウンロードします。

 

英語表記ですが「NEXT」で次に進み、

フォルダや、コンポーネントも触らず、デフォルトのまま進みインストールを行います

 

 

次にWebUIをインストールするのですが、

まずインストールする場所を決めましょう。

 

インストール先の注意点

  • 空き容量が十分であるかを確認
  • フォルダ名が日本語だとエラーの原因になる可能性がある
  • ファイルシステムがNTFSのドライブを選ぶ

 

インストールしたいフォルダをエクスプローラーで開き、

フォルダの何もないところで右クリックしてメニューを開きます。

私はデスクトップにインストールします。

 

Git Bash here

 

Git Bash here」をクリックします。

 

コマンドプロンプト(黒い)画面が表示されるので、

下記のコードをコピーしてペーストします。

git clone https://github.com/AUTOMATIC1111/stable-diffusion-webui.git

 

 

コマンドが[Ctrl+V]でペーストできないときは、

画面上で右クリックして、[Paste]をクリックします。

[Enter]を押すと、実行が開始されログが表示されます。

 

コマンド実行

 

 

コマンドが成功すると、自分のPCの指定した場所に

Stable-diffusion-webui」フォルダが作成されるので確認します。

 

WebUIのインストールは以上で完了となります。

 

モデルファイルの保存

 

まだ、WebUIには肝心な絵を生成するためのモデルが入っていません。

お好みのモデルをサイトからダウンロードし、インストールした「Stable-diffusion-webui」の所定のフォルダにモデルファイルを入れる必要があります。

 

モデルについての詳しい内容や、おすすめのモデルなどについてはこちらの記事で解説していますので、モデル選びの参考にしてください。

 

Stable Diffusionモデルについてアイキャッチ
【Stable Diffusion】モデルとは何か。ダウンロードやおすすめ紹介

    画像生成AI「Stable Diffusion」では、人物や風景がを作るためのモデルをダウンロードする必要があります。   この記事ではモデルについて知っておきた ...

続きを見る

 

 

モデルのダウンロード

 

モデルファイルはサイトでダウンロードできます。

 

Stable Diffusionのモデルがダウンロードできるサイト

 

モデルごとに商用利用の可否は異なりますので必ずチェックするようにしてください。
また、商用利用が可能なモデルでも、著作権を侵害する可能性があるため注意しましょう。
モデルの学習データに著作物が使用されていることもあり、既存のキャラクターに酷似した画像の生成もできてしまいます。

 

モデルをフォルダに入れる

 

stable DiffusionのモデルをダウンロードするとZipファイルではなく、モデルのデータファイルだけとなるので、

ダウンロードしたらStable Diffusionをインストールしたフォルダ内

以下のフォルダに入れます。

 

\stable-diffusion-webui\models\Stable-diffusion

 

Stable-diffusionモデルファイルの場所

 

WebUI(Automatic1111)を起動する

 

ここまでできたら、Automatic1111を起動できます。

 

まず、Automatic1111のインストールフォルダ直下

webui-user.batをダブルクリック

 

stable-diffusion-webui起動

 

[webui-user]というファイルが2つありますが、[Windowsバッチファイル] を選択してください

 

生成画面ではなく、黒い画面(コマンドプロンプト)が現れます。初回起動時のみ少し時間がかかるようです。

読み込みが終わるとブラウザでAutomatic1111が起動します。

 

stable-diffusion-webui起動後

 

コマンドプロンプトの読み込みが止まったのに、起動しないときは

コマンドプロンプトに表示されるURL[http://127.0.0.1:7860]の部分をCtrlキーを押しながらクリックしてみてください

 

コマンド記載のURL

 

URLが見当たらない場合は、まだ途中かもしれないので表示され、止まるまでは待ちましょう。

 

コマンドプロンプトは、Automatic1111を使う間は常に表示しておく必要があります。

閉じてしまうとAutomatic1111が停止します。

 

起動までの作業はここまでになります。

 

2回目以降の起動も同じです。(初回よりは時間はかかりません)

 

まとめ

 

お疲れさまでした。

ここまでくれば、stable Diffusionを立ち上げて、プロンプトを入力すれば画像生成ができるところまでセットできました。

 

他の画像生成AIツールより、導入も手間がかかりますが、stable Diffusionは他にはできない様々な使い方ができ、生成画像の制作の幅も広がります。

 

事前に調べている方ですと、モデルの種類やプロンプト作成、「LoRa」という追加学習機能など情報量の多さに追いつかないと感じることもあるでしょう。

(私もそうでした)

 

環境を揃えてばかり、導入してばかりですと先に進みませんので、実際に画像生成をしながら少しづつ進めていきましょう。

 

この次のステップとしては、以下の便利ツールを知ること、導入をしてみましょう。

特に拡張機能は初期段階で入れると画像生成がラクになります。

 

関連記事

プロンプトの基礎から、目的別プロンプトなどをまとめた記事です。

プロンプトのルール_アイキャッチ
【Stable Diffusion】まず最初に覚えたいプロンプトのルール

  ChatGPTの「DALL・E 3」やAdobeの「FireFly」ですと、日本語での入力も対応しているので、それらの画像生成AIと比べると、難しいと感じてしまいそうなStable Di ...

続きを見る

 

拡張機能を導入すると作業効率UP

Stable Diffusion拡張機能アイキャッチ
【Stable Diffusion】拡張機能の導入方法・おすすめ【Extensions】

    Stable Diffusion拡張機能は、画像生成作業を効率的かつ簡単に行えるようサポートする強力なツールです。 初心者の方は特に、拡張機能を使うことで効率よく画像生成が ...

続きを見る

 

生成画像のくすみや彩度を良くするツール「VAE」も用意したいツールです。

VAE_アイキャッチ
【Stable Diffusion】VAEとは何か。使い方や便利な設定について

    Stable Diffusionの「VAE(ブイエーイー)」とは、簡単に言うと画質のクオリティを上げるツールで、導入するだけで   ぼやけた画像がクリアになる 彩 ...

続きを見る

 

ネガティブプロンプトなどを簡単に埋め込みできるツール。初心者は早いうちに入れておくとラクです。

EMBEDDINGSについて_アイキャッチ
【StableDiffusion】Embedding導入方法・おすすめについて

    今回はStableDiffusionでの画像生成クオリティをアップ、また作業効率化を図れる「Embedding」について説明します。   モデルをダウンロードする ...

続きを見る

 

モデルや上記の機能を導入する際はライセンスを必ずチェック。

Stable Diffusion_ライセンス‗アイキャッチ
【Stable Diffusion】商用利用・ライセンスの確認方法

    Stable Diffusionでは、モデルそれぞれにライセンスがあります。 なのでモデルを使用する前に必ず確認しましょう。 画像生成AIをビジネスに活用したいと考える場合 ...

続きを見る

 

 

Stable Diffusionガイド

Stable Diffusionカバー

Stable Diffusionを導入から、
プロンプト、モデルなど項目別に初心者にもわかりやすく解説しています。

記事一覧はこちらからチェックしてみてください

詳しくはコチラ

 

Stable Diffusionで大事なグラボ

画像生成において、グラボは妥協せずに用意しましょう。

最低でも「RTX 3060」を用意すると、生成もスムーズに行えます

 

Stable Diffusion関連書籍

Stable Diffusionスタートから応用まで学べる1冊

 

Stable Diffusion LORAの使い方までしっかりカバー

 

ゲーム系画像が作りたい方におすすめ

created by Rinker
秀和システム
¥2,640 (2024/04/17 17:25:24時点 Amazon調べ-詳細)

 

関連記事

-Stable Diffusion
-