ポートフォリオって何？
在宅ワークの仕事を受注するためには、
クライアントや雇用主に自分の実力をアピールすることが大事です。
しかし書類審査、メールでのやりとり、オンライン面接など通常の対面での接し方よりも難しく感じることもあるでしょう。
そこで大切なのが、「ポートフォリオ」です。
ポートフォリオは、あなたのスキルや経験を見せるための強力なツール。
自分の得意分野や実績を一目で伝えられるものであり、信頼性を高める要素となります。
では、どのようにポートフォリオを作成すれば良いのでしょうか？紙やPDF、ウェブサイト、ブログ、さまざまな公開方法があります。
それぞれの特徴や利点を理解して、あなたに最適な方法を見つけることが大切です。
この記事では、ポートフォリオの作成方法や公開のコツについて詳しく解説します。自分のスキルを光らせ、魅力的なポートフォリオを作成して、在宅ワークのチャンスを広げましょう！
ポートフォリオとは何か
ポートフォリオ（Portfolio）とは日本語で訳すと「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」という意味になります。
クリエイターは「作品集」として、企業や一般に公開するためポートフォリオを作成。自分のスキルや経験を示すための集大成のようなものです。
在宅ワークにおいては、それまでの仕事やプロジェクトの実績、実績がない場合は個人的なプロジェクトや趣味の成果物などをまとめたものです。
これは、クライアントや雇用主に自分の能力をアピールする重要な手段となります。
在宅ワークにおけるポートフォリオの重要性
在宅ワークを始める際、特にオンラインの場合、顔の見えない相手に自分をアピールする必要があります。
そのため、ポートフォリオはあなたの能力やスキルを示す証拠となります。
ポートフォリオを持っていることで、クライアントや雇用主があなたに何が出来るかを知ることができ、仕事を依頼したいと思ってもらいやすくなります。
仕事への応募の際にも、履歴書や職務経歴書に書ききれないことは、このポートフォリオも用いてアピールできます。
応募の際に提出を求められることもあるので、Web制作やデザイン、動画編集などクリエイティブな業務を行いたい方には必須です。
ポートフォリオの公開方法
ポートフォリオは紙にプリントしてファイルに挟み、面接などでクライアントに見せることも出来ますし、サイトやブログはネットで公開することもできます。
個人のニーズや状況に合わせてさまざまな方法があるので、
自分の目標やアピールしたい対象に合った公開方法を選ぶことが重要です。
紙媒体
従来の方法として、紙媒体でポートフォリオを作成し、面接や会議の際に持参することがあります。
作成ツールは、PowerPointやCanva、illustratorなどで作成すると見栄えもよいポートフォリオが作成できます。
PDFファイル
デジタル形式のポートフォリオをPDFファイルとして作成し、電子メールやオンラインで共有することができます。
DropboxやGoogle ドライブなどのクラウドストレージサービスを使用してポートフォリオを共有することができます。
ウェブサイト（おすすめ）
個人のポートフォリオを専用のウェブサイトとして公開する方法です。自分のスキルや経験を簡単にアクセスできるようにします。
自身のサイトを持つということは、企業サイトを持つのと同じようなことです。
- オフィシャルサイトとしてサービス紹介、お問い合わせ窓口を持てる
- 直接仕事の受注を受けられる
- Web制作者の場合、サイトデザインだけでなく、サーバーやドメイン、サイト管理ができるという証明になる
- フリーメール（Gmailなど）ではない専用のメールアドレスが持てる
ブログ
ライティング業務を行いたい方は、自身のブログを作品例として、ポートフォリオにすることができます。
WordPressでブログを作成、運営していれば、「Wordpressでの記事公開まで出来ます」とクライアントにアピールできます。
無料ブログは、クライアントからしてみると「無料ツール」を使っていると思われますのでご注意を。（自身の活動に投資できないのかと思われる）
またジャンルにもよりますが、無料ブログのテンプレートデザイン選びでポップなものはビジネスシーンに合わないので気を付けてください。
ソーシャルメディア
LinkedInやBehance、Dribbbleなどのプロフェッショナルなソーシャルメディアプラットフォームを活用してポートフォリオを公開することができます。
ポートフォリオの作成方法
ポートフォリオの作成にはいくつかのポイントがあります。
まず、自分のスキルや得意分野を明確にし、それに合った作品や成果物を集めます。
無い場合はここで作成すべきものを見つけましょう。
例
- プロフィール（画像）
- 成果物
- 自己PR文
- 実績
成果物は職種別にこのようなものがあります。
- グラフィックデザインの場合は作成したデザイン作品
- ライティングの場合は執筆した記事
- 動画の場合はYoutubeでにアップロードした動画
（限定公開でリンクを記載するのも可） - Web制作の場合は、デモサイトやサイトのページ画像
次に、ポートフォリオの公開方法を選択し、作成していきます。
見栄えや構成にも注意してください。
参考になるような具体的な情報や成果を記載することで、相手にアピールしやすくなります。
提出する場合のポートフォリオのサイズ
案件に応募する際のポートフォリオについて。
紙のポートフォリオ
サイズは一般的にA4またはA3です。
A4は家庭用プリンターでも印刷でき、持ち運びしやすいです。
A3は大きいのでデザイン系の方は大きな作品を載せることができます。
メールやフォームでの送付
メールやフォームでの送付の場合はファイル形式と容量に気を付けましょう。
一般的にはPDFが多いですが、場合によってはファイルの指定もありますので、概要をチェックしておきましょう。
容量は
- 2MB未満ならメール
- 2MB以上ならストレージサービスにアップ
注意点としては文字化けエラー防止のためにファイル名は半角英数字を使いましょう。
ポートフォリオの公開と活用
ポートフォリオの活用に関しては、目的によって様々です。
サイトの場合、特定の人（仕事応募、営業）に見せたい場合はパスワード制で見れるようにすれば、一般に見られることはありません。
対面の場合は紙媒体になりますが、営業などで使う場合はサイトのリンクをQRコードにして、名刺に載せてもよいでしょう。
ポートフォリオは一度作成したら終わりではなく、作品が増えたり、スキルアップが見られたときにどんどん更新していきます。
まずはポートフォリオが必要になった時にどの形式が必要なのかを考え、ひとつずつ作っていきましょう。
